2011年7月31日日曜日

フィンランド出張 7日目

日曜日は起きたら10時

あららと思う

なにより, 朝食が間にあわなかったことが残念

仕方なく, 部屋で朝食を取る

# たぶん, パンをかじったはず



シベリウスモニュメントを見にいく

アパートから近いところにあるということはわかっていたので歩く

そしたら...

https://picasaweb.google.com/froschoux.sweetpotato/LetSGoToFinland#5568063536265598674

予習不足だったので, これが何なのかがわからない

あとでわかったのだが, シベリウスというのは有名な作曲家(だったかな)

とにかく, クラシック音楽の有名人

この人の名前のついた音楽大学(シベリウス音楽大学)とかがあるくらい

んで, シベリウスさんがどんな人かというと

https://picasaweb.google.com/froschoux.sweetpotato/LetSGoToFinland#5568063542185174130

うん, これは夜に見ちゃいけない

ふつうに怖いです




シベリウス湾をてくてく歩く

すると, おしゃれなカフェをみつける

https://picasaweb.google.com/froschoux.sweetpotato/LetSGoToFinland#5568063540885748690

https://picasaweb.google.com/froschoux.sweetpotato/LetSGoToFinland#5568063545625842722

湾岸沿いのカフェ

後になって, 何度も行くのだが, この日はビビって, 眺めるだけ

カフェの人がつくったのだろうか, ソリみたいなものがある

真ん中が固定されていて, ぐるぐるまわるソリ

冬しかできないが, とても楽しそう

実際にどこかの子ども連れが遊んでて「アプアー」と叫んでた

直訳すると「たすけてー」なのだが, どちらかというと「キャー」に近い感じだろう

はじめて, フィンランド語が認識して聞き取れた瞬間だったりする

# あとは「ヨー」くらい. 「ヨー」=「そうそう, うん, yes」みたいな感じ
# ちょっと, 話がそれてしまうが, 書いちゃったのでのせとくと
# 「ヨー」の直訳だと「はい」となるが, 「yes」は「そうそう」とか「うん」くらいが正しい訳だと思う
# 日本語の「はい」はどちらかというと「confirm」とか「Affirmative」の方がニュアンス的に近そう
# 同様に, 「no」は「いやいや」とか「うーん, そうじゃなくって」くらいで
# 日本語の「いいえ」は「negative」とか「never」とかもっと強い否定のような気がします
# そういえば, フィンランド語の「no」はなんだっけかなぁ

そのあと, さらにてくてく歩いてトーロ湾の方にいく

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ヘルシンキは寒い

湾すら凍るくらい寒い

けれども, よくよく考えてみると, 北海道で湾が凍るという話はあんまり聞いたことないなぁと思ってたし

北海道は流氷で盛り上がるのに, こちらは流氷じゃなくて, 凍結だよなと思ってて, 不思議に思っていたのだが

これにはちゃんとした訳があった

どうやら, このトーロ湾やシベリウス湾の周辺は塩分濃度があまり高くないらしく

氷点下よりちょっと寒いと凍ってしまうとのこと

海はもちろん塩分が含まれているのだが, 塩分濃度が高くなるといわゆる凝固点降下が起きて, 凍りにくくなる

だから, 北海道では, 流氷が話題になるわけで

フィンランドではそもそも湾が凍っちゃってるから, 氷は流れないというわけ

別のページに書いた「火事が起こると水がなくて大変」という理由もわかると思う



ヘルシンキの冬は当然寒い

氷点下5度とかそんな感じ

だが, みなさま, 悠々自適にお散歩している

これが「シースー」か?と思う

シースーって何かというと, こんな感じ

http://en.wikipedia.org/wiki/Sisu

日本では気がつかなかったのだが, 散歩は楽しい

車では見えていなかったものがたくさんあったのではないだろうか

日課とまではいかなくても, 週に一度はなんの気なしに歩くのもよいのではないだろうかと思う




帰りにフィンランド国立博物館を外から眺める

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これはうちがかんなり驚いていたこと

フィンランドは新しい技術と古い文化がきちんと調和しているのである

たぶん, ヨーロッパ文化として, 歴史は尊重すべきという空気があるのだと思う

だから, 古き文化をきちんと保護しつつ, 新しい技術を取り入れるという感覚がある

これは, 一朝一夕では身につくものではないが, 日本も是非取り入れるべき空気だと思う

少なくとも, 自分に取り入れたい空気の一つである

古い技術や文化をきちんと保護しながら, 新しいことを育てる

古いことにとらわれすぎてもだめだし, 新しい方向ばかり見ててもだめ

こういう文化をきちんと見るべきだと実感する




フィンランドではスープがおいしいと聞いていたので, スープを作る

しかし, あんまり考えもせずに作ってしまう

結果, 出来上がったスープは1リットル

うちみたいなずぼら野郎は, こういう食べ物をとっておいて, ちまちま食べるなんてことはできない

冷静に考えてみよう

1リットルのスープは明らかに多すぎる

一回で飲める量ではない

それでも飲んでしまったが, 後悔したのはいうまでもない

フィンランド出張 6日目

朝っぱら。なぜかメッセージが入っていることにビックリする

初めての土曜日

やることはなにもない

ってなわけで, ヘルシンキを一周してみようと思いたつ

とりあえず, 路面電車のtram 3でヘルシンキを一周する

途中, ヘルシンキ大聖堂とかヘルシンキ駅とかに誘惑されるが, あとで見に行くことにする

そして, 一周まわって, ヘルシンキ大聖堂の近くで降りる

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中では結婚式が催されていたらしく, 中を見ることはできず

こんなところで結婚式. いいなぁ?



次に行ったのが, ウスペンスキ寺院

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うん, ドラクエででてきそうなお城なイメージ

もしくは, テトリスで背景にありそうな感じ

それもそのはずで, テトリスはロシアで生まれたゲームで, ファミコンなどのテトリスもその影響をしっかりうけているわけだが

このウスペンスキ寺院は, ロシア正教の影響をうけている寺院なため, ロシアっぽいイメージ, つまり, テトリスっぽいイメージが見られるわけ

# むしろ, テトリスがロシアのイメージを出してるのが正しいのだが

https://picasaweb.google.com/froschoux.sweetpotato/LetSGoToFinland#5565048972387437250

ウスペンシキ寺院は中に入ることもできた

なかなか荘厳な寺院である

中にいらしていたのは, 英語の通じない司教さんと英語の通じる司教さん

フィンランド人は英語が達者な方が多いが, 昔の方はそうとも言えない

そう考えると, フィンランドの教育環境はとてもすごいものがある



次に, ヘルシンキ市博物館に行く

ここは, ヘルシンキの成り立ちとかの歴史が展示されている

ヘルシンキはスウェーデンとロシアにはさまれているがために, 植民地時代が結構長い

さらに, 第二次世界大戦の影響も甚大で, ソビエトに大量の借金をかかえていた

しかし, それをすべて返しきって, さらに発展させていくあたり, フィンランド人のすごさが感じられる

ヘルシンキはとてもよく整備された都市であるが, どうしてこれだけ整備されているのかが垣間見える

例えば, ヘルシンキでは, 基本的に直火を使ってはいけないという規則がある

なぜかというと, 19世紀に大きな火事を何度も起こしてしまった経験から

火事を起こさないようにするために, 直火を使うなということになったというわけ

正月のみは直火を使ってもよいという決まりもあり, そのために正月は花火で盛り上がるとのこと

では, なぜ火事が起こると困るのか?

日本なら, 火事が起きても消せばいいじゃないという流れがあるが

フィンランドでは消すための水が冬になるとなかなか手に入らなくなってしまう

だから, 火事を起こす元をつくっちゃいけないのである




さて, 腹が減ったので, ケバブを食べる

フィンランドでは, フィンランドならでは!な郷土料理は少ないらしい

ところで, ケバブってどこの料理?




さて, トーロに帰ろうとして, 北と南を間違える

何分歩いても, わかるところに辿りつかない

あれれと思っていると, トラムを発見

ほっとしてトラムに乗る

ヘルシンキが平和なところで本当によかった

平和なところじゃなかったらどうなっていただろうか?



アパート近くのお店で, お目当ての一つである, サルミアッキを発見する

https://picasaweb.google.com/froschoux.sweetpotato/sqSFLK#5565041713184007058

ついでにスーパーサルミアッキも発見する

これは食べなければなるまいと思う

やっぱり, なんでもやってみるべきだという感じになっている

やっぱり, なんでもやってみなきゃダメだなという, ある意味よい状態になる




ネットで遊んでて夜更ししてしまう

これはよくないな

2011年7月18日月曜日

フィンランド出張 5日目

博論審査会はdefenseという

つまり、防御という

たまたま、defenseをみることができた

日本の博論審査会はどちらかというとちょっとハードなセミナーみたいな感じだが

フィンランドのdefenseはもう裁判みたいな感じ

本当に防御という言葉が似合う感じ

マティアスにいわせると、大したことないらしい

ほんとかいな

うちじゃ何年たってもとれる気がせんよ



金曜日に限り大学は6時でしまってしまうらしい

閉まってしまうと中から出られないらしい

週末はみんなおやすみらしい

言い換えるとプライベート時間を大切にしてるってことかな



帰りにkamppi駅ビルのスーパーでサルミアッキとニシンの酢漬けをかう

サルミアッキはそれほどまずくなかった

ニシンの酢漬けはかなりうまかった

パンにのっけて食うとか色々バリエーションがありそうだ

さて、明日はどこ行こう?